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今回は、こうした悩みを抱える新人看護師の皆さんに具体的なアドバイスを紹介します。
新人看護師の皆さんは、プレッシャーや慣れない業務、周囲とのコミュニケーションに悩むことが多いでしょう。
度重なるストレスで「辞めたい」と感じることも自然なことです。
はじめまして。
私は学生指導や新人看護師の教育も経験ある元病棟看護師です。
私も新人の頃はストレスや悩みが尽きず、毎日「辞めたい」と思いながら働いていました。
毎日辞めたいと思いながらも4年間続けたのには、ある理由があります。
この記事を読むことで、「辞めたい」という自分の気持ちに向き合い、
今の自分に合った最適な選択をするためのヒントを得ることができます。
誰でも取り入れられることなので、ぜひ参考にしてください。
新人看護師が辞めたい理由4選
仕事の重圧、長時間勤務、体力的な疲れ、精神的なストレスなど
初めての職場で、想像以上の業務量や責任を負うことが多く、慣れない環境の中で忙しさに追われます。
特に新人看護師の頃は日々の業務をこなし、家に帰った後もその日覚えたことや、分からなかったことの勉強をしなければならないことが多いでしょう。
そのため、十分な休息や睡眠時間を確保できません。
こうした状況が続くと、次第に仕事へのモチベーションが低下し「辞めたい」と感じることがあります。
人間関係の悩み
先輩看護師との関係に悩む新人看護師は少なくありません。
特に忙しい現場では、指導が不十分な時やコミュニケーションがうまく取れないこともよくあります。
また必要以上に厳しくされたり、指導方法が一方的であったり、挨拶を無視するなど
怖いと感じる先輩がいる場合、精神的負担はかなり大きいですよね。
もし周りからのフォローも少ない状況なら、辞めたいと思う要因の一つになるでしょう。
初めての現場での不安や自信のなさ
新人看護師が「辞めたい」と感じる大きな理由の一つは、初めての現場での不安や自信のなさです。
看護師として初めて現場に立つと、今まで学んできた知識と実際の業務の違いに直面します。
また様々な患者がいるため、ケアや患者対応が予想以上に難しいことが多いでしょう。
「現場での経験不足」が不安を引き起こし、うまくできていない自分に対して自信をなくす要因となります。
仕事とプライベートのバランスの悪さ
看護師はシフト勤務で夜勤もあるため、昼夜逆転の生活や不規則な勤務になります。
慣れるまではプライベートとの両立が難しく、休日は寝て終わるということもしばしば。
趣味や家族との時間を大切にできないことも、モチベーションを低下させる要因の一つになるでしょう。
また新人の頃は、家に帰ってからも「ミスしていないかな?」「業務のやり忘れはないだろうか」と
気が休まらなかったのを覚えています。
家にいても、ずっと仕事のことを考えてしまい、休日でも疲れは取れませんよね。
関連記事▶新人看護師の悩みとその解決法は「【必読】看護師1年目の悩み解決!辛い時期を乗り越える3つのヒント」に詳しく書いています。
新人看護師が辞めたいと悩んでいるときに冷静に振り返るべきポイント
辞めたい理由を具体的に言語化する
辞めたいという気持ちが生まれた理由をしっかりと振り返りましょう。
原因を明確にすることで、辞める以外の選択肢が見つかるかもしれません。
例えば
過度な業務負担:仕事が忙しすぎて心身ともに疲れ切っている
人間関係の問題:先輩看護師や同僚とのコミュニケーションがうまくいかない
自分のスキル不足に対する不安:採血ミスの失敗が続く、ルート確保が苦手
自信の喪失:この先も看護師という職業を続けられるか不安
など、なぜ辞めたいのかを明確にすることが第一歩です。
ちなみに私は全部当てはまっていました。(笑)
自分の感情を整理する
辞めたい理由を言語化したら次に自分はどうしたいのか、どうなったらその問題は解決されるのかを考えましょう。
例えば、仕事が忙しすぎて心身ともに疲れ切っている→しっかり休みたい
趣味に没頭したり、温泉でリラックスしたり仕事のことは一旦すべて忘れて過ごしてみましょう。
1日中寝て過ごす、という方もいるかもしれませんがしっかりいつもと同じ時間に起き、身体を動かすほうが心身リフレッシュできるのでおすすめです。
しっかりした休息を定期的に取れば心身が回復し、また頑張ろうという気持ちになるかもしれません。
「辞めたい」と感じる瞬間には、感情的な部分も強く影響しています。
不安やストレスが一時的な感情であるのか、それとも根深い問題に繋がっているのかを見極めることが大切です。
冷静な判断を下すために、一度休養を取り心を落ち着け自分と向き合う時間を持ちましょう。
辞める以外の方法で解決できるのか考えてみる
辞めたい理由を明確にし、自分はどうしたいのか整理できたら改善策を試みることが大切です。
具体例を挙げると
業務負担が大きい:相談しやすい上司に相談してみる。タスクを優先順位ごとに整理し、今日終わらせないといけない仕事以外はしない。
人間関係に悩んでいる:厳しい先輩がいる場合、仕事以外の時に話してみる。
これは私が実際にしてみたことです。意外と仕事以外の時は優しかったりするので、成長させようと思って仕事中は厳しいのかな?とポジティブに考えることができました。
もしプライベートも厳しく接してくるなら、そういう人だと割り切ることもできますよね。
スキル不足に対する不安:看護師としてのスキルは一朝一夕で身につくものではありません。
最初は誰でも不安を感じますが、実際に経験を積んでいくことで、少しずつできることが増えます。
最初は全てを完璧にこなす必要はありません。
できないことがあっても、それは成長の過程の一部です。
また同期に相談し教えてもらうのも良いでしょう。
同じ病棟に配属された同期同士でも経験しているスキルの内容に差が出てきます。
自分がまだ経験していない処置の介助など先にしている場合があるので事前に教えてもらいましょう。
それでも知識やスキルに対する不安は尽きないもの。
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新人看護師だけどもう辞めたい。今辞めるべきか?それとも続けるべきか?
もう辞めたい!と思っても、今辞めるべきか?それとも1年は続けるべきか?と悩みますよね。
1年未満で辞める人は実際どれくらいいるのか気になるところ。
日本看護協会の「2023年病院看護実態調査 報告書」によると、新卒採用者の離職率は10.2%です。
(引用:日本看護協会調査研究報告 <No.100> 2024)
新卒看護師のおよそ10人に1人が1年以内に辞める計算になります。
私の同期にも、入職からわずか3ヶ月で退職した人が知っているだけでも3人はいました。
こうした状況を見ても看護師という職業がどれほど大変かが理解できるでしょう。
同期も数人辞め、1年以内に辞める人もいると知って「じゃあいつ辞めてもいいじゃん!本当に耐えられなくなったらいつでも辞めよう」と思いました。
そうすると一気に肩の力が抜けたのを覚えています。
新人看護師だった私が辞めたいと思いながらも「1年は続ける」と決断した理由
新人看護師の頃、毎日辞めたいと思うほど感じていたプレッシャーやストレス。
しかし、辞めたい気持ちを持ちながらも1年は続けると決めました。
その理由は、1年続けることで状況が変わると思ったからです。
大きな病院だったので毎年新人が入ってきたり、定期的に異動があり、病院の雰囲気がガラッと変わることがありました。
人間関係や業務の進め方も少しずつ変わる中で、2年目になる前には知識やスキルもつき、仕事や環境にも慣れて少しだけ楽になってきたのです。
入職前は看護師という職業に憧れ、「生涯看護師」と考えていましたが、シフト勤務や夜勤で生活の乱れを実際に体験し、将来的にずっと続けていくのは難しいと感じました。
いずれは転職しよう、でも中途半端な今じゃない。1年は続けようと決断できました。
ただし辞める理由がある場合も確かにあります。
体調不良が続く、ストレスに耐えられずメンタル不調に陥るなど、頑張りたくてもできない場合は無理するべきではありません。
また同じ病院でも病棟によって全く雰囲気も業務も進め方も違う、なんてこともあるでしょう。
そのため、部署異動や休職という選択肢もあります。
今すぐ辞めるか1年は続けるかは、結局は自分次第。
ただし、迷っていたり周りに相談しているうちは、無理に決断しない方が賢明です。
辞めたいという強い意志があるなら、すでに自分で決意し、行動に移しているはずだから。
迷っている段階で決断を急ぐと、後悔する可能性が高くなります。
自分の気持ちをしっかりと見極め、冷静に判断することが大切です。
新人看護師だけど辞めたい!迷っている人への判断基準と転職決断のタイミング
「今日はすべてがうまくいった気がする」、「今日は楽しく働けた」と感じる日もありますよね。
そうした日があると、「なんだか続けられそう」と前向きな気持ちになります。
しかし、ミスをしたり、注意されたりすると、「もう嫌だ。辞めたい」と感じる日もありでしょう。
ポジティブな気持ちとネガティブな気持ちが交互に訪れると、転職の決断がなかなかできないですよね。
かつての私もそうでした。
私が退職を決断したタイミング
1年以上同じことで悩んでいると気づいたとき
私が退職を決断したタイミングは、「1年以上同じことで悩んでいると気づいたとき」でした。
1年前と何も変わっていない現状に気づき、このまま同じ日々を繰り返すとまた1年後も同じことで悩む未来になると思い、人生を変える決断ができたのです。
この瞬間、自分の気持ちに正直になり1歩踏み出す勇気を持てました。
周りのせいにしていないか
私は正直、苦手なDrがいました。
看護師全員が恐れてるほど、怒鳴り散らすタイプの怖いDrでした。
苦手なDrと関わるのが本当に嫌で、辞めたいと思う要因の一つになっていました。
しかし、ある時ふと思いました。「その人が嫌で辞めるのは悔しい」と。
「なんで辞めたの?」と聞かれるたびに、苦手なDrのことを思い出すことになるのは嫌でした。
その時、自分の辞めたい・逃げたい気持ちを他人のせいにしていることにも気づいたのです。
“周りのせいにしていないか”という点は重要なポイントだと思います。
周りのせいにしていると、どこに行っても結局同じように周りのせいにした理由で辞めたくなります。
その結果、転職を繰り返す可能性が高いからです。
そこで、私は自分とじっくり向き合い考えを改めました。
そして『自分の納得できるタイミングで、やりきったと感じる瞬間に辞める』と改めて決意できたのです。
そして、それから4年。
私は「もうやりきった、頑張れた」と自分が納得できるタイミングで退職しました。
その後、転職しましたが後悔はしていません。
振り返ると、がむしゃらに働いた4年間は大変でしたが、とても楽しく多くの経験を積むことができました。
苦しい日々もあったけど、ここまで続けてきてよかったと素直に思えます。
もしあなたが続ける選択をしても、辞める選択をしても、その判断よりも大切なのは、自分の選んだ道を正解にしていく強い思いです。
その覚悟を決めることで、今後が大きく変わるでしょう。
覚悟を決めることができれば、1年以内に辞めても次の未来が必ず開けます。
新人看護師だけど辞めたい!退職を決める前にやるべき3つのこと
どんな看護師になりたいか、どういう職場で働きたいかを明確にする
まずは、「看護師自体を辞めたいのか」「職場を変えたいのか」を自問自答してみましょう。
もし職場環境が原因であれば、部署異動でも状況が改善する可能性もあります。
しかし、看護師という職業自体が合わないと感じる場合は、他の業種に転職することも一つの選択肢です。
自分が仕事において一番大切にしていることを明確にする
給料、休日、人間関係など、仕事で譲れないポイントを整理しておくことは重要です。
自分軸で考えることで、今の職場で実現できないのか、実際にどうなのかを冷静に見極めることができます。
3. 辞めたい理由を周りのせいにしていないか振り返る
辞めたい理由を「周りのせい」にしていると、転職してもまた同じ問題に直面する可能性があります。職場環境や人間関係に対する不満がある場合でも、まずは自分自身の価値観や目標と照らし合わせて考えることが重要です。
自分軸で判断しないと、転職しても同じように不満を抱えることになります。
自分がどうしたいのかと向き合うと、自然と答えが出てくるでしょう。
そして、その決断に納得することができ、自分を信じて選んだ道を正解にしていくことができます。
結論:辞める時期は1年未満でも問題ない。自分に合ったタイミングが大切
辞める時期は人それぞれ。
大切なのは、その後の行動です。
自分としっかり向き合い、次のステップを明確にしてから辞める決断をしましょう。
最後に、焦らず、自分のペースで進むことを忘れずに。
どんな決断も、あなたの未来にとって大切な一歩となります。
じっくり時間をかけて自分が納得できる選択をしましょう。
かつて私も同じように悩んでいたからこそ、あなたを心から応援しています。
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