【必読】看護師1年目の悩み解決!辛い時期を乗り越える3つのヒント

看護師の悩み


  • 職場に行くのがつらい。
  • 看護師1年目だけど私って向いてないかも。
  • 看護師1年目の新人だけどもう辞めたい。


今回は、こうした悩みや不安を抱える看護師1年目の皆さんに、つらい時期を乗り越えるための具体的なアドバイスを紹介します。

  • 看護師1年目に多い悩み
  • 看護師1年目が悩んだときにやるべきこと

 

看護師に憧れて就職を決意したものの、実際に働くと体力的・精神的な負担が予想以上に大きくストレスや悩みが尽きない現実に直面する看護師1年目。


特に看護師1年目は環境の変化や業務の忙しさやプレッシャー、慣れない夜勤による生活リズムの乱れ、コミュニケーションの難しさなど多くのストレスが重なる時期です。

 

はじめまして。私は学生指導や新人看護師の教育も経験ある元病棟看護師です。
私も新人の頃はストレスや悩みが尽きず、毎日「辞めたい」と思いながら働いていました。
それでも悩みながらも看護師として4年間働き続け、その後自分のタイミングで転職し今も充実した生活を送っています。

 

今回は私がどのように看護師1年目の「つらい」「辞めたい」という気持ちを乗り越え、楽しく働き続けられたのかをお伝えします。


看護師1年目によくある悩み

  • 過度な負担とプレッシャー
  • 業務の多さと優先順位のつけ方
  • 自分の適性に対する不安
  • 人間関係のストレス

看護師1年目の負担とプレッシャー

ミスが許されない、早く仕事を覚えなければならないというプレッシャーは看護師1年目の悩みの一つです。


看護師という職業は、患者さんの健康に直接関わる責任を負っています。

そのため常に大きなプレッシャーを伴い、緊張感を持ちながら働かなければなりません。

そんな中で自分の知識や技術が不足していることに気づき、ケアや医療行為に不安を感じ悩むことも多いでしょう。

看護師1年目で初めて知る業務の多さと優先順位のつけ方

看護師は膨大な量の業務をこなさなければなりません。


記録業務、医療業務、ナースコール対応、家族対応など、タスクは多岐にわたります。


時には、「こんなことも看護師の仕事だったの?」と思うような業務も。


それでも、忙しい中で何を優先すべきかを瞬時に判断しながら仕事を進めなければなりません。

処置や業務が重なる中でどれを優先すべきかを判断することは、看護師1年目には難しく感じるでしょう。


私も毎日「猫の手も借りたい」と思うほどの業務量に追われていました。

自分の適性に対する不安

過度な負担やプレッシャー、膨大な業務量、環境の変化により看護師1年目は毎日へとへとで帰宅する日々が続きます。

その日にわからなかったことを勉強しようとしても、疲れて集中できず次第に自信を失っていきますよね。

そんな日々が続くと自信喪失から「看護師に向いていない」「辞めたい」と思うこともよくあります。

人間関係のストレス

看護師1年目は新しい人間関係を築かなければなりません。


患者さんとの信頼関係を築くことはもちろん、同僚看護師や医師との連携も重要です。


人間関係をうまく構築することで業務が円滑に進みますが、時間がかかります。


少しずつ適応していくことが大切です。


看護師1年目が悩んだときにやるべき3つのこと

・自分を責めるのをやめる

・毎日の目標を決める

・気持ちを具体的に言語化する

自分を責めるのをやめる

看護師1年目は毎日が新しい経験の連続で、うまくいかないことも多いものです。


「なんで私こんなこともできないの?」と時には厳しく責めてしまうことがあります。

しかしできない自分を責めることは自然なことです。


ですが、もし友達が同じように悩んでいたら

「できるようになるよ」「焦らずゆっくり覚えていけばいい」と優しく声をかけるはず。

友達には優しい言葉をかけるのに、自分には厳しい言葉ばかり投げかけていませんか?

「なんでできないの?」という気持ちは、できるようになりたいという強いエネルギーと成長にもつながります。

この気持ちも時には重要ですが必要なのは強く責めるのではなく、次はどうしたらいいか?と反省すること。

悔しい思いは成長に繋がりますが責める言葉はどんどん気持ちも沈んでいきます。

私も看護師1年目の頃は「なんでできないの?」「こんなこともわからないの?」と、厳しい言葉で自分を責めすぎて心身ともにどんどん疲弊していきました。

やがて心の声から背を向け続けていたので、本当の自分の気持ちもわからなくなっていまったのです。


その結果、何を食べたいのかさえわからなくなり、休日も疲れ切って寝て過ごす日々が続きました。


自分には厳しい言葉をかけがちですが、成長には優しく寄り添いながら反省することが重要です。


責めるよりも自分が自分の味方であり、どんな時も寄り添った声掛けを自分にしましょう。

私みたいに自分の本音が分からなくなる前に、皆さんは自分に優しくしてください。

毎日の目標を決める


初めは業務に追われて精一杯で、ただこなすことに集中しがちです。


そこで毎日簡単な目標を立てることをおすすめします。


目標と言っても、大それたものではなく

「率先して電話やナースコールに出る」「先輩と一緒にした業務を一人でやってみる」「先輩に質問してみる」など達成可能な目標を設定しましょう。

ポイントは今の自分が達成できるくらいの小さな目標にすることです。

具体例をあげると「今日はこの場所にある物品を覚えよう」「この処置に使う物品と名前を覚えよう」

などの目標は少し手が空いた時間に簡単に取り組むことができるでしょう。

物品の種類や数量は膨大で数えきれないほど多くあります。

特に初めのうちは、先輩や医師から「○○を持ってきて」という頼まれごとが多いです。

これに素早く対応できるようになると、褒められる機会も増え自信を深められるでしょう。

自分の気持ちを具体的に言語化してみる


正直看護師1年目で「看護師に向いていない」と判断するのは早すぎるのではないでしょうか。

慣れない環境や過度の疲れが重なり、仕事に対する自信を失ってしまうこともあります。

その結果、「看護師向いていない」「辞めたい」という思いが湧いてくるのは、多くの看護師が経験しているでしょう。

大切なのはその気持ちを深堀出来るか。「なぜ向いていないと思うのか?」、「どうして辞めたいのか?」と自分にしっかり問いかけ、自分の気持ちを具体的に言語化してみることです。

ここでのポイントは、自分を責めるのではなく寄り添いながら気持ちを丁寧に聞いてあげること。

自分の気持ちを言語化していくことで、悩みの本質が見えてきます。

「なんでそう思うの?」「じゃあどうしたい?」と問いかけ自分の本当の気持ちを知りましょう。

どこに問題の本質があるのかを理解すれば、改善策や解決策を見つけやすくなります。

例えば

なぜ向いていないと思う? → 患者さんの採血やルート確保をするのが怖い。

なんで怖いと感じるの?→ 何回も失敗してしまうかもしれない、そんなことすらできない自分は看護師失格だ。

採血でミスが続いたとき、実際に私が感じていました。

自分の気持ちを掘り下げることで「何回も失敗してしまうかもしれない、そんなことすらできない自分は看護師失格だ」と感じていたことを気づけたのです。

「採血が苦手=看護師失格」という思い込みに気づいた私は練習を重ね、1回で上手くいった時には自分を褒めるようにしたのです。

そうすることで少しずつ自信を持つことができ、苦手意識も徐々に薄れていきました。

「看護師向いてない」とはよく言いますが、では逆に「看護師に向いている人」ってどんな人でしょうか。

「自分はどんな看護師になりたいのか。」

「看護師に向いている人とは?」という問いの答えは人それぞれ違うはず。

しっかり自分自身に問いかけてみてください。正解は自分の中にしかないのです。

そして理想の看護師像に少しでも近づけるように行動してみましょう。

向き不向きを決めているのは自分自身です。

自己評価が低くなると「向いていない」と感じがちですが、逆に自己評価が高ければ「向いている」と思うことができるもの。

無理に「向いている」と思う必要はありませんが、向いていないと落ち込む必要も全くないのです。


まとめ:看護師1年目のつらい時期は自分に寄り添いながらゆっくり進もう

看護師1年目は、慣れない環境や予想以上の負担で不安や疲れが募る時期です。


しかし自分の気持ちを言語化し、悩みの本質を理解することで少しずつ前向きに向き合えるようになっていくでしょう。


どんなに辛くても、向いていないと感じる瞬間があっても、自分の気持ち次第で乗り越えられます。
大切なのは、自分自身を寄り添い支えること。そして小さな成功を積み重ねることです。


自分を責めず、前向きな気持ちを持ち続けましょう。


成長には時間がかかりますが、確実に一歩一歩前進しています。


看護師1年目の悩みは尽きませんが、焦らず少しづつ慣れていきましょう。

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